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Chaos and Order 混沌と秩序


2.June -15.Junet 2018

Gallery Hasu no hana, Unoki,Tokyo

「なぜ作品などを作っているのか? 様々な社会の変化の中でこんなものを作ってどうするのか? 何の意味があるのか?」 
ものづくりを続けている者なら一度ならずとも自分自身に問う言葉ではないかと思う。 
この個展では、ずっと抱えていたこの疑問を解消すべく、創造の出発点や終着点はどこなのか自分なりに考察してみることにした
混沌と秩序の真逆でありながら同じである中で創造されるのだということがわかりつつある。

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展示では対義語を使ったインスタレーションなどを発表した。





Coincidence( 偶然 ) と inevitable( 必然 ) の単語をプリントした大小様々なリボンをギャラリーの柱に貼り付け、天井から流れ落ちる滝のようなイメージを作った。


取り壊しが決まったこの建物に偶然展示をすることになった。ギャラリー以前、建物は写真屋だったそうだ。古い柱に触れ、じっと見つめていると、この空間での様々な過去の営みが想像される。


人生の出来事は Coincidence( 偶然 ) だと思い込んでいるが、すべて inevitable( 必然 ) だったのかもしれない。


このリボンの滝のような流れのように偶然と必然は常に一つになっているのではないか 悲しみも怒りもそう受け止めると希望に繋がるのではないかと思う。

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pneuma(プネウマ)はギリシャ語で気息、風、空気、生命を意味し、人間の霊などを表す。私たちを取り巻く様々な種類の感情は気息(プネウマ)となって私たちに刺激を与えあう 時には生きる勇気を、そして混沌を招く原因にもなる。 

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at Art + Craft Gally Sanshitsu,Nishiogikubo,Tokyo




東日本大震災の後から作り続けているシリーズ。


混沌とした布きれや糸にまみれてじっと見つめる目は何もしてくれない、ただ私たちを見つめるだけの絶対的な存在の目である Liminal は(閾(いき)感知できるか否かの境目のこと ) という意味。


目に見えない絶対的な何かを信じ切りたいと願う人間の「信仰」とは何か? 

私は目に見えない「神」という存在を作品を通して模索し続けている。 

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